吉井の白壁造り |
天正の頃(約400年の昔)、耳納山麓にあった中世以来の豪族星野氏の城下町が、その滅亡と共に交通などに便利な平地の小集落だった現在の吉井に移り、次第に各種産業も興って町の体裁を整えてきた。やがて江戸時代に入ると、有馬藩21万石の城下町久留米と天領日田を結ぶ豊後街道の中央に位置するところから宿場町また吉井銀と称された特異な金融活動で、資力を蓄えた商人の町。
|
|
久留米水天宮 |
全国水天宮の総本山、楠の緑が筑後川畔に影を落としている。久留米はかつて筑後川水運の物流拠点で、ここから下流の大川有明と宝満川を経て博多の2方向に分岐して流域の物産が運ばれていた。 |
|
鬼 夜 |
冬の夜空を赤く染める大善寺玉垂宮の鬼夜は日本三大火祭りのひとつに数えられ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。毎年1月7日、午後9時の鐘を合図に、直径1m、長さ約13mの巨大な松明6本に火がつけられ、400人を越す締め込み姿の男たちが大松明を支え、境内をまわります。 |
|
北野天満宮 |
天喜2年(1054)、後冷泉天皇の勅令により創建された北野天満宮は菅原道真公をお祀りしています。境内に入ると鮮やかな朱の桜門や樹齢900年の大楠が出迎え、また、大変珍しいカッパの手が宝物として伝わっています。この手には、追手に襲われた道真公を助けようとしたカッパが敵に手を切り落とされたなどの数々の伝説が残っています。 |
|