日田の川を考える会

活動内容
・「日田の川づくり」の実施状況検討、市や県・国の河川改修計画に対する検討と要望、
・日田の川全般の河川環境の向上
・「朝霧の館」の土、日、祝日の運営
紹介・解説できる人・団体(ボランティア学芸員)
 
利用・交流できる施設
・交流拠点/「朝霧の館」(風倒木センター内<連絡>筑後川工事事務所日田出張所 TEL.0973-23-5291)
お問い合わせ先
 

『水郷』を未来に残す、日田の川づくり
三隈川及び庄手川の将来についての提案書
1.三隈川上流域(三隈大橋より上流域)
川中(中州など)は自然が残っているので手を加えず、両岸については人間の利用に配慮したゾーンとします。
 三隈川と玖珠川との合流点付近や三隈大橋上流付近は自然に形成された中州が残っているので、この区間は自然を活かす方向で意見が一致しています。
 右岸側はコンクリート張りの単調で殺風景なイメージになっているので、景観にも配慮した計画としています。
 左岸は、右岸に比べると高水敷部分が広く緑が多いので、広いスペースを有効利用できる計画とします。

2.三隈川中流域(島内堰・三隈堰〜三隈大橋)
日田市の中心街であるため、日田の風土・文化・歴史などの特性を活かした川づくりを行い、また、景観・人間の利用にも配慮したゾーンとします。
 日田市の中心街であるため、日田の風土・文化・歴史などの特性を活かした川づくりを行い、また、景観・人間の利用にも配慮したゾーンとします。

3.三隈川下流域(島内堰・三隈堰より下流域)
川中(中州)及び河川敷に残っている自然を活かしつつ、人間の利用や自然学習ができるような「自然と人間が共存できるゾーン」とします。
 三隈川下流域はほぼ全域にわたり自然が残っているので、これを保全しながらも、水遊びなどが出来るような計画とします。堰下流については現況の自然を活かしつつ、近隣にある小中学校での自然学習の場(水辺の楽校)として計画します。

4.庄手川全域
現在、浄明寺橋より下流では川際へのアクセスが難しく水路のような川になっているので、出来るだけ自然に近い川(昔の姿の川)とします。
 これまで治水優先の河川改修の中で河岸は全てコンクリートブロックで施工されているため川に近づきにくくなっていて、川に親しむことが出来ない状況です。このため、治水上の安全性を下げることなく、堤防の勾配を緩くすることなどで親しめる川、ひいては昔に近い川に戻す計画にします。



■住民参加型川づくりを進めるにあたって
●住民と行政が協議を行いながら、住民のニーズ(学校などの教育施設を含む)を反映した河川整備を行う必 要があります。
●計画の実施段階についても、住民の意見を反映させる必要があります。
いろいろな場所で地域住民との論議が高まれば、将来的には住民と行政の協力体制が流域全体に広がっていくものだと考えます。同時に川づくりに対する住民参加の意識を高める必要もあります。
●河川環境の状況に応じ、住民の働きかけを踏まえ行政が独自の川に対する罰則や規制などを定めた条例を 制定することが考えられます。
●川づくり計画後の新たな提案や計画実施後のモニタリングなどを行うために、新たな会を発足させることが必要です。
●河川環境を維持するためには、行政と住民が一体となって施設の維持管理(ゴミの清掃など)を行う必要が あると考えます。
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