耳納北麓は、園芸が盛んなところで日本でも有数の植木の産地である。
畑や水田となるところに植木が植えられ育てられている。それらが一種の独自の風景を構成している。
筑後一円はハゼの木が多かったが、今では残り少なくなった。柳坂にはハゼの並木があり、秋には人々の目を楽しませている。
田主丸は巨峰ブドウの生産地であり、また冨有柿でも有名で観光農園も多い。
草野には歴史を強く感じさせる町が保存されている。
久留米は、青木繁をはじめ近代日本を代表する画家を数多く生み出していて、石橋美術館はその収集では、高い評価を得ている。また、筑後の地は久留米絣など伝統工芸も豊富である。